仕分け人 2009/11/18_Wed_23:09

正直連日の仕分け人騒動で、一番驚いたのは「私の話も聞いてください」ではなく「なぜ２位じゃいけないのか」だ。
日本人は皆平等であれという精神が、変な風におかしく根付いてしまっている弊害がここに来た。という感じ。
そもそも成長を伴うものには競争はつきものであって、必然的に順位が着いてしまうのは必至。
日本とくいう小さな島国の中だけを見ていれば、順位なんてどうでもいいと思ったのだろうが、世界という広い球からすれば、そんな精神の国なんて正直どうでもいいと思われてもしょうがない。
なにせ競争によって成長する気がないのだから。
どんな商品であれ１位は必ず受け入れられるが、２位となると買い手の妥協とかなりな廉価品にしないと受け入れてもらえない。
それなのに、２位でいいとかどれだけ日本を置いてきぼりにすれば気が済むのかと思う。
使う、使わない、の問題からすれば、いらないといった当の本人は使わない部類の人間だろうし、その手のスパコンの恩恵を預かるのは宇宙産業が一番大きいだろうと思う。
だが、その技術、その機械を日本だけが作り、保有しているという事実は、世界にとって大きな影響力にもなるし、技術国日本を守っていくためには必要不可欠なものだと思う。
どの国だって「この国だけ」というものを持つことで強みを見出していくのに、これじゃいつまでたっても追従するだけの日本から抜け出せない。
今までは日本の民間企業がリードしてきたけれど、民間にばかり任せてないで国としてリードできる立場にそろそろなるべきだ。
ただでさえ後進国として遠まわしに馬鹿にしていた国に追い越されているのに、立ち止まってばかりで全く進んでないのだから、今だけを見ずにもっと先を見る目を持って欲しい。
今いらないなら、金も出さなくて良いじゃないかという精神じゃ何も新しい物は生まれない。
受けのいいところばかりに予算を回してないで、先行投資という部分にも予算を回すべきだし、一歩進んだ日本を確立できなければ、このまま世界から見捨てられていく。
有識者というが、その分野の専門家が考えるべきことだ。全くの畑違いの人間が言うべきことではない。
出来上がったものの恩恵のみ受けているくせに、いざ新しく作ろうとするといらんくね？とか、ほんとマジありえんし。
もうあいつら、日常業務にパソコンとインターネット使うなとまで言いたくなってくる。
まぁどちらかというと技術畑の人間だからそう思うのかもしれないけどさ。